【2024102】 医療と死生観(ハイブリッド講座)  ~人生の意味・役割を問う~

開講済

講座概要

講座番号 2024102
日程 2024/04/04~06/20 (全6回)
曜日
時間 18:00~19:30
受講料 12,000 円
申込締切日 2024/03/27
定員 30 名
会場 旗の台キャンパス
講師 髙宮 有介
副島 賢和
日吉 円順
栗原 幸江
中島 宏昭
上野 創

講座内容

全ての人はいつか死を迎えます。どのように生き、どのように逝くのか、その中で医療が果たす役割と限界を振り返ります。また、穏やかで尊厳ある死を迎えることに対して、緩和ケア医師、院内学級教員、僧侶、心理士、がん体験者はどのように考えているのかを学び、多くの人の死生観について討議・発表を行います。

◆対象
・医療従事者、人生や生と死について考えることに興味のある方

※この講座は、オンラインでも受講可能です。
講座開講前に受講方法(対面・オンライン)のアンケートを送付いたしますのでそちらにご回答ください。

講座スケジュール

日程 時間 内容 講師
1 2024/04/04(木) 18:00~19:30 がん終末期の患者の事例から学ぶ死に逝く人の死生観 髙宮 有介
2 2024/04/18(木) 18:00~19:30 喪失による傷つきへの寄り添い ~院内学級の子どもたちが教えてくれた大切なこと~ 副島 賢和
3 2024/05/09(木) 18:00~19:30 死の臨床から考える死生観 ~お寺と緩和ケアの臨床をとおして~ 日吉 円順
4 2024/05/23(木) 18:00~19:30 がん患者と向き合ってきた心理士が考える死生観 ~いのちの声に耳を澄ます~ 栗原 幸江
5 2024/06/06(木) 18:00~19:30 多くの患者の看取りに関わった医師が語る「三途の川の渡り方」 中島 宏昭
6 2024/06/20(木) 18:00~19:30 がん体験者が考える死生観、新聞記者として関わった患者の死生観 上野 創

備考

◆一般目標(GIO)
穏やかで尊厳ある死を迎えるにはどのような人生を送るべきかを考え、実践するために、僧侶、医師、院内学級教員、心理士、がん体験者の死生観を通して、人生をどのように過ごし、どのように逝くかの考え方を修得する。

◆評価方法
出席率により評価する。

◆特記事項
・最少催行人数に達しなかった場合は、中止となる場合がありますので、ご了承ください。

教材・推奨参考図書

◆教材(教科書、推奨参考図書、プリント等)
当日資料を配布
推奨参考図書
「セルフケアできていますか?マインドフルネスを活かして」(髙宮有介・土屋静馬著、南山堂)
「あのね、ほんとうはね」(副島賢和著、へるす出版)
「がんと向き合って」(上野創著、朝日文庫)
「医者だからわかった『三途の川の渡り方』教室」(中島宏昭著、幻冬舎)

講師紹介

髙宮 有介 (タカミヤ ユウスケ)
昭和大学医学部医学教育学講座 客員教授
緩和ケア医。専門は緩和ケア、マインドフルネス。大学病院の緩和ケアを考える会代表世話人、TMG(戸田中央メディカルケアグループ)緩和医療特別顧問。緩和ケアの専門分野で長年にわたり医学教育に取り組んできたセルフケアのスペシャリスト。全国で「死から生といのちを考える」講演を行っている。

副島 賢和 (ソエジマ マサカズ)
昭和大学大学院保健医療学研究科 准教授、昭和大学附属院内学級担当
大学卒業後、東京都の公立小学校教諭として勤務。1999年より東京学芸大学大学院にて心理学を学び、2006年より品川区立清水台小学校教諭・昭和大学病院内さいかち学級担任。2014年より現職。学校心理士スーパーバイザー。「ホスピタル・クラウン」でもあり、2009年にはドラマ『赤鼻のセンセイ』(日本テレビ)のモチーフとなる。2011年には、『プロフェッショナル仕事の流儀』(NHK総合)にも出演。

日吉 円順 (ヒヨシ エンジュン)
天台宗業平山南蔵院 しばられ地蔵 副住職
臨床心理士・公認心理師(川口市立医療センター緩和ケアチーム)、上智大学総合人間科学部共同研究員、まどかプロジェクト代表。寺院の僧侶として、緩和ケアの医療者として経験を積み、近年は地域に向けた社会貢献活動を展開している。

栗原 幸江 (クリハラ ユキエ)
上智大学グリーフケア研究所 特任教授
認定NPO法人マギーズ東京理事、がん・感染症センター都立駒込病院緩和ケア科心理士、公認心理師。
日米のがん医療の現場で30年の臨床経験を積み、現在は医療機関とコミュニティ、教育現場の三足のわらじをはきながらケアの双方向性とコンパッション醸成の実践に取組み中。

中島 宏昭 (ナカジマ ヒロアキ)
昭和大学客員教授、呼吸器内科医師
多くの患者の看取りに関わり、「三途の川の渡り方」の著者。医学教育にも貢献し、昭和大学退職後はモンゴルの医学教育にも携わる。

上野 創 (ウエノ ハジメ)
朝日新聞記者
がん体験者、 26 歳の時に睾丸腫瘍、肺転移で闘病する。その後、がん患者の取材も多数。

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